梅のつぼみから緑萼梅(リョクガクバイ)のお茶を作りました。
こんにちは、リョウコです。
この三連休は関東では暖かい日が続いてましたね。
桜の花も徐々に咲き始めて春ももうすぐ!ですね。
春分の日を過ぎて、日も延び暖かくなっていきますね。
今日は立春の頃にいただいた緑萼梅(リョクガクバイ)のお茶をご紹介します。
緑萼梅(リョクガクバイ)ってなに?
緑萼梅(リョクガクバイ)は聞きなれない言葉ですよね?
薬膳を勉強するようになって知ったのですが、梅の花つぼみのことです。
それまで、庭の梅の実でシロップを作ることはありました。
しかし、花(ましてつぼみ)に薬効があるとはしませんでした。
冬はどうしても庭仕事をさぼってしまうし…
そんな時、薬膳のテキストで梅のつぼみ=緑萼梅(リョクガクバイ)を目にしました。
薬効については、手元の参考書で、わかったもののどう扱っていいかわからない。
学校で作り方を聞いたり、国際薬膳師で韓方茶セラピストのEmiko先生に相談。(先生のブログサランへ韓国)
ちょうどEmiko先生に会う機会があったので、梅の蕾を託しました(笑)
緑萼梅(リョクガクバイ)の薬効効果について
手元にある資料 薬膳素材辞典によりますと…
緑萼梅(リョクガクバイ)
【帰経】
肝 胃 肺
【働き】
疏肝解鬱
和中化痰
生津徐煩と書かれています。
春は、肝を補うとよいとされています。
春は草木が上に上に伸びるようにのびやかに過ごすのが一番。
しかし、ストレスでイライラすると肝の気が滞ってきてしまいます。
ストレスがたまるとため息が増えたり、いらいらしたり、食欲不振になったり。
そんな時にこの緑萼梅(リョクガクバイ)は効果があるようです。
知らなかった!
梅の花はまだ肌寒い時に咲くから春を意識する前なんですよね。
学校でスタッフさんに教えてもらったところ、
立春の頃(2月4日)に摘み取って、乾燥させてお茶にするのがよいとされている
と中国の書物に書いてあったそうです。
体感的には春ではなくても、季節は春なんですね。
緑萼梅(リョクガクバイ)のお茶を飲んだ感想
何の気なしに見ていた梅の蕾が薬効効果に優れているとを知り、びっくり。
いろいろお話をお伺いしていたのが2月半ばになってしまったのとバタバタしているうちに、家の梅の花がほころび始めてしまいました…
今年は自分では緑萼梅(リョクガクバイ)のお茶を作れませんでした。。
国際薬膳師で韓方茶セラピストのEmiko先生にお会いしたときにお渡しした蕾から作ったお茶を持ってきてくださったのです!!
実際に飲んでみると思ったよりも苦いです。
春の野菜が苦みのあるものが多いと思いますが、そんな苦さ。
また、ほのかに梅の香りを感じます。
蕾でもこんなに梅の香りがすることに感動です。
植物ってすごいな。
家におしゃれな茶器がなかったのですが、こちらでもしっかり抽出できました。
2月の中旬にいただいたのですが、もったいなくてなかなか飲めなかったんです。
しかし、春分の日も過ぎたので、味わいながら飲みました。
本当にありがとうございます。
植物の恵みをいただきました。
では梅の実だとどんな効果になるのかというと…
梅の実の効能はこちら。漢方ライフ
似通ったところもあるけれど、効果効能に変化するところもあるんですね。
面白いなー♡
まとめ
今回、緑萼梅(リョクガクバイ)について調べて、梅の蕾の薬効効果を知ることができました。
お茶の作り方も、摘み取って乾燥させる(干す)ことが基本のようなので(フードドライヤーがあれば尚可)
来年は挑戦したいと思います。
いままで意識していなかったものが『薬効』があるとわかると面白いですね。
家に生えているものは基本的に無農薬ですし。←
我が家にはほかにも薬効効果のある木がいくつかあるので、チャレンジしてみたいお茶はたくさんあります。
今年は柿の葉と金木犀の花のお茶にチャレンジしたいです。
金木犀も蕾のうちに摘み取る必要があるのですが、香りできがつくという…😢
韓方・漢方・薬膳に興味を持ってよかったと思うのは、身近なものが薬草だったり、薬の代わりになるとわかったこと。
どくだみは悪者にされやすいですが、熱を冷ましたり、解毒作用があるとわかったら庭に生えていても嫌にならなくなりました。
庭に生えている野蒜も薬効効果があるんですよね。
以前にハンバンスタイル協会で春のナムルとして調理していただいた時はおいしかったな。
【満員御礼にて終了】新大久保で人気のチャカン食堂×ハンバンスタイル協会 春のスペシャルコラボ食事会
春分の日をすぎて暖かくなるこの時期、春の食材を上手に取り入れて元気に過ごしていきたいですね。
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