ハナゴトのコバヤシリョウコです。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
私は韓方に出会い大きく人生が変化しました。
漢方薬局に転職することができ、薬膳茶の開発や患者さんと接する中で
薬膳の知識や養生・セルフケアの大切さをより感じるようになりました。
最近は、ドラッグストアでも漢方薬は多く市販されています
医薬品登録販売者の資格を取得したことで、より専門的な知識を身につけ、自信につながりました。
医薬品登録販売者について質問されることも多いため、記事にまとめますね。
登録販売者とは?資格試験・内容・難易度を解説
「医薬品登録販売者」は ドラッグストアや薬局で一般用医薬品(市販薬)をする販売時に必要な資格の一つです。
特に「第2類」「第3類」の医薬品を扱うことができます。
薬剤師がいない店舗でも、登録販売者がいれば多くの市販薬を販売できるため、医薬品販売の現場で重要な役割を担っています。
実務経験を積めば、管理者として一般用医薬品を販売することもできます。
登録販売者の資格試験とは?
登録販売者になるには、各都道府県が実施する「登録販売者試験」に合格する必要があります。
試験は年1回(地域によっては2回)実施されます。
試験日が地域によって違うため、複数の場所で受験することもできます。
どこの地域にで受験しても全国共通で有効です。
また、試験の難易度が違うため、複数の地域で受験する方も少なくありません。
私は受験時がコロナ禍だったこともあり、首都圏1回のみで受験しました。
年度が違う方の中には、北関東や甲信越を併願したり、試験実施が最後の九州で受験される方もいらっしゃいました。
共試験科目は以下の5分野に分かれています。
1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識
- 医薬品のリスクと副作用
- 法律に関する基本知識
2章 人体の働きと医薬品
- 体の仕組み(消化、呼吸、循環など)
- 病気と医薬品の作用
3章 主な医薬品とその作用
- 風邪薬、鎮痛薬、腸薬などの特徴
- 副作用や使用上の注意点
4章 薬事関係法規と制度
- 医薬品販売のルール
- 登録販売者の業務範囲
5章 医薬品の適正使用と安全対策
- 購入者への正しい情報の提供
- 副作用の報告義務
基本的な市販薬の使い方や効果について学べ、自分が購入するときにも役立っています。
例えば、頭痛薬や胃腸薬を購入するときに、自分の症状に合わせて一番良いものを選べるように
薬であると同時に副作用や薬害について考える機会になりました。
試験科目としては、3章がボリュームがあり大変でしたが、苦手だったのは4章です。
重要なところは変わらないのに、過去問でひっかかり苦戦しましたが、
繰り返し問題を解くことでなんとかクリアできました。
試験の難易度
登録販売者試験の合格率は全国平均で40〜50%程度です。
簡単な試験ではありませんが、しっかりと勉強すれば合格を目指せるレベルです。
試験はマークシート形式で、全体の7割以上の正答率が求められます。
勉強法は別記事で投稿しますが、繰テキストと過去問題を繰り返し解けば独学で大丈夫です!
反省点といえば、自分が受験する地域の過去問を怠り、全国の問題を解いたことでしょうか…
地域によってレベルや傾向があるため、ご自身が受験する地域の問題になれることをお勧めします。
全国的な問題で合格ラインに達し安心していたところ、テスト2週間前に受験地域の過去問では
50%程度しか解けず、ラスト2週間がつらかったです…
登録販売者を取得したら
登録販売者として働くには試験合格後、一定の実務経験が必要です。
- 過去に2年以上の実務経験がある場合:すぐに登録販売者として勤務可能
- 実務経験なしの場合:試験合格後、一定期間は「実務登録」し、実務経験を受け取る必要あり
第2類医薬品、第3類医薬品
以下のいずれかに該当する登録販売者であって、その店舗又は配置販売業において医薬品の販売又は授与に関する業務に従事するものでなければならない。
業務(実務経験)(※1) その他要件等 従事期間 従事時間 (1) 過去5年間のうち2年以上 合計1,920時間以上 (2) 過去5年間のうち1年以上 合計1,920時間以上 以下の1.2.のいずれの研修も修了した者
1.継続的研修(施行規則第15条の11の3第1項、第147条の11の3第1及び第149条の16第1項)
2.追加的研修(店舗の管理及び法令遵守に関する内容)(3) 1年以上 合計1,920時間以上 過去に店舗管理者又は区域管理者として従事した経験がある者 (4) 経過
措置
平成21年6月1日以降、5年以上 合計4,800時間以上 一般用医薬品の販売または授与の業務に係る適正な管理を確保するために必要な研修(※2)を通算して5年以上受講した者 (※1)従事期間とは、次の期間を指します。
薬局等において、登録販売者として業務に従事した期間
薬局等において、一般従事者(薬剤師や登録販売者以外の者)として薬剤師や登録販売者の管理・指導の下に実務に従事した期間
(※2)薬局並びに店舗販売業及び配置販売業の業務を行う体制を定める省令(昭和39年厚生労働省令第3号)第1条第1項第14号、第2条第1項第6号、第3条第1項第5号に規定する研修
京都府ホームページより引用 https://www.pref.kyoto.jp/yakumu/tourokuhanbaishakanrishayouken.html
実務経験は、ドラッグストアや薬局、薬店に勤務することが必須になります。
知識や経験を活かせる場所で勤務しながら、管理者要件を満たすことで、可能性が広がります。
まとめ
登録販売者は、医薬品販売の現場で活躍できる資格です。
試験は簡単ではありませんが、独学や通信講座を活用して合格を目指すことが可能です。
医薬品に関する知識を学びながら、人々の健康を支える仕事に興味がある方におススメします。
実際に東洋医学の知識と登録販売者で相談業務を行っている先生もたくさんいらっしゃいます。
臨床経験を積んで、活躍することもできる仕事だと思います。
次回どのように受験勉強をしたかをまとめますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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