韓方・漢方・薬膳の美味しいお店やイベントについてあれこれ書いています。オーガニックや自然なものも好き。カフェや旅行・韓国語のはなしもあり。

道の駅も人気!桶川(埼玉)2025年紅花まつりへ行ってきました

ハナゴトのコバヤシリョウコです。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

6月14日15日に開催された埼玉県桶川市の紅花まつりへ行ってきました。
2025年3月に道の駅べに花の里 おけがわ ができ、ニュースでもよく聞くようになりました。
なぜべに花の里なんだろう?そこから興味がわき、今回に至ります。

桶川の紅花 桶川臙脂(おけがわえんじ)

桶川と紅花の関係はつい最近まで知りませんでした。

「紅花」という名前に惹かれ調べたところ、
桶川では江戸時代に紅花の栽培がおこなわれていたようです。

以下桶川市ホームページより引用(べにばな物語

桶川における紅花の生産は、天明・寛政年間(1781~1801年)に江戸商人がその種子をもたらしたことから始まり、「桶川臙脂(えんじ)」の名で全国に知られるようになりました。

最上地方では7月に収穫するのに対し、気候が温暖な桶川ではひと足早い6月に収穫することができます。そのため、“早庭(場)「はやば」もの”とも呼ばれ、紅花商人に歓迎されたそうです。

高級化粧品の原料だった紅花

紅花は99%がサフロールイエローと呼ばれる黄色の色素を思っています。
花弁にはわずか1%未満の「赤色色素(カルサミン)」が含まれ、これが口紅や頬紅などに用いられる“紅(べに)”の原料となりました。
とくに江戸時代の上流階級女性たちにとって、紅は憧れの贅沢品。
少量しか採れないため、非常に高値で取引され、「紅一匁、金一匁(重さ1匁=約3.75gが金と同価値)」とまで言われたそうです。

桶川は中山道の宿場町として栄えていたため、江戸との交通が便利で、紅花の栽培と流通の拠点として発展しました。
桶川で栽培された紅花は、近隣で加工され、最終的に江戸へ運ばれ、富裕層の間で重宝されました。

明治時代に入り、安価な化学染料の普及とともに廃れていきましたが、
しかし、市民の力もあり平成7年より「べに花の郷づくり事業」をスタートしたそうです。

第28回べに花まつりに行ってきた

桶川臙脂について知ってから桶川と紅花の関係に興味深々。

今年のゴールデンウィーク頃に6月にべに花まつりがあることを知り、楽しみにしていました。

開始時間に合わせ会場へ。
まずは物産展を見て回ります。

紅花染め体験は事前申し込みが必要でしたが、失念していたためできませんでした…( ;∀;)
それでも物産展には魅力的な商品があったので、それを目指してゆきます。

桶川市観光協会推奨品→こちら

こちらにあるお店の多くが出展されていました。

今回私が購入したもの

(有)岡埜本店 葛きゃんでぃ

吉野葛を使ったきゃんでぃ。
プリシャリでした。
スタッフさん推しのみかんにしましたが、いちごみるくが一番人気らしいです。

おはりや 手作りジャム 手作り無添加ドレッシング

もともとエンジニアさんだったそうです。
実家が農家モノづくりが好き、地元も物を使いたいというところから
第6次産業として、商品を作っているとのこと。
お話を聞けて良かった!!
立ち話最高♡

ふーちゃん本舗 大福
ふーちゃん本舗さんのリンクが見つけられず。
(福祉事業所だからもかもしれません。)

家で食べようと思ったら、カバンのなかでつぶれてました😢

坂巻醤油店 磯辺焼き

本当は醤油ジェラートも食べたかった…
濃い目の色をしていますが、塩辛くなく食べやすいお醤油でした。

おはりやさんで薬膳を勉強しているという話をした後
小島農園 工房まきこさんのお店の前で再会し
いろいろお話を聞かせていただきました。

一番印象に残ったのは

「植物が師匠」

この言葉です。

まきこさんは紅花染めをされているのですが、藍染とも草木染とも違うとのこと。
各々専門家はいるけれど、いつも紅花から教えられることが多いという話。
栽培から、染物まで、毎年違うから工夫しながら行ってきたということ。
そして、育てた紅花を無駄にしないように使っていると話してくれました。
平成7年~市の事業で始まった時から、試行錯誤で栽培を行ってきた話を少し
聞くことができ、良かったです。

育てても摘み手がいないと無駄にしてしまうこともあると聞いて、胸が苦しくなりました。
紅花って高級品なんですよ。
生薬としても高価だし、国産はとても貴重なもの。
商品になるまでの過程は一人の力では難しいですね。

食品として効果効能を謳えないという話も。

紅花は 医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リストに掲載

薬膳的には血流促進 痛み止め の効果がありますね。
温性 辛味 活血化瘀薬(かっけつ・かお・やく)
温めて血流を良くする生薬です。
薬機法としては表現の仕方だとも思いますが…それが難しい😢

貴重な話を聞くことができ良かったです。

今回できなかった染物体験を別の機会にやりたい!!
再会できるといいな。

今までやりきってきたという話話も素敵だったな~

そのあと、シャトルバスで移動して、紅花畑見学へ。

癒されました…

紅花畑見学後、道の駅に戻ったところ、
直前でしたが、ガーデニング体験ができるということで参加してきました。

まあまあの荷物になりましたが笑(寄せ植えだから) 楽しかったです。
そして、紅花は関係なかったけど笑
植物に癒されました。

べに花まつりまとめ

短い時間でしたが、学びの時間になりました。

・埼玉県内(大宮から15分程度)で生薬に力を入れていることを知れたこと
・一度廃れたものを行政と市民の協力で復活させたこと など

国産生薬の魅力を伝えていきたいと思いました。

実は車移動ではなかったため、十分にたのしめるか不安でした。
しかし、駅から道の駅→道の駅から紅花畑のシャトルバスが運行されています。
電車でもいっても安心して楽しめました。
(だいたい20分間隔でした)
道の駅もテレビで紹介された後だったため、混雑していました。
道の駅で買い物するには車が便利ですが、駐車場も混雑していました。
今日はバスで行って正解だったと思います。
充実した一日になりました。

ハナゴトよりお知らせ
イベントのご案内や申し込みをLINEから行っています。
ワークショップや食事会など みなさんと交流できる場を増やしていきたいと思っています。
現在は6月25日(水)20時~オンラインお話し会 ハナソウカを受付中!
月に1~2度インスタライブも予定しています。

LINE配信頻度は多くなく不定期配信です。
気軽に登録お願いします。

友だち追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA