2019年 東医宝鑑アカデミー ティーセラピー中級 1日目
東医宝鑑アカデミー ティーセラピー中級1日目のようすです。
東医宝鑑アカデミーは、生活の中に韓方を取り入れ、韓方的に思考し、韓方的に体を理解し、そのベースの上で、自ら健康管理ができるようにすることを目的としています
東医宝鑑アカデミーのティーセラピーは美味しい韓方茶で体調を整えていく学ぶ講座です。
中級からは実習もあります。
2019年の中級は1月13日・14日 2月10日・11日に開催されます。
1日の講座時間は3時間。
今回は座学が約2時間・実習が約1時間の3時間です。
ティーセラピーの魅力は身近にあるものをお茶にして健康管理に役立てようというもの。
そして、イ・サンジェ先生がこのティーセラピーが大好きでおいしいお茶を作るために日々研究されているところも魅力です。
韓国のティーセラピーのお店ではナマネ茶(私のお茶)というオリジナルのお茶をつくることもできます。
コネストのページ
前置きが長くなりましたが、初日はシトラスとミントのお茶のお話でした。
中級がこの時期になったのはシトラス(柑橘系)のお茶を作りたかったから、と先生がおっしゃっていました。
このシトラス系とミント系の共通点は香りです。
アロマテラピーもあるように、香りには緊張を解きほぐす効果があります。
だから現代人にとって気の巡りをよくすることはとても大切。
また体にたまった水分の巡りをよくしたり、消化を助ける働きもあります。
柑橘きが熟す前のもの(カボスやライムのようなもの)のお茶を試飲しました。
またそれぞれの効能をひとつひとつ解説がありました。
同じ柑橘系の皮でも少しずつ効果が違っていて、橘皮は巡りをよくして、陳皮になると消化器系に効果があるんだそう。
そして韓国の医学書でもある、東医宝鑑には『みかんの皮は薬になるが、果肉はあまりよくない』と書かれているそうです。
(当時は今ほどミカンに今ほどの糖度がなかったため、食べすぎはよくないという話ではないか?という話でした)
それにしても!ミカンの皮だけでこれだけ効果があるなんて驚きだし、それを見つけた昔の人たちはすごい。
ミカンの葉もお茶になるらしいです。柑橘系の内側の皮の白い部分(グレープフルーツなどによくみられる少し苦いところ)も消化を助けるそう。
子供の頃、みかんの筋の部分も食べなさいって言われたのはこのことがあったのかもなーと思いながら聞いていました。
以前に新大久保で『豚も痩せたお茶』というものが売っていて買ったことがあったんです。
その時に裏に橘皮茶と書かれていたので、巡りをよくするお茶だと思っていたけれど、柑橘系のお茶にこんなに効果があるとは!
これからは実だけでなく皮も有効活用したいと思いました。
実際に実習をしたらとても簡単だったので(^▽^)/
料理が苦手な私には簡単というのはありがたい…
ミント系のお話は薄荷(ペパーミント)や紫蘇のお話を。
韓方で紫蘇というときは赤紫蘇のこといいます。
ペパーミントには熱を発散する働きがあり、体の熱を冷ます効果があります。
だから、熱がたまりやすい体質(赤や黄色のニキビができやすい)や、体の上のほうに効果があるので、頭痛や目にいいそうです。
また炎症を抑える効果があるので、風邪の引き初めでのどが痛い時に少し濃く入れたペパーミントティを飲むと効果があるそうです。
先生の話はとても分かりやすいし、あつかっているものも身近にあるものが多いので試してみたいです。
実習ではミカンの皮で橘皮茶・柚子の皮の中に生薬をつめたゆずサンファ茶・金柑生姜茶を作りました。
ここにある、生薬たちを柚子に詰めてサンファ茶を作りました。
家での熟成&乾燥が必要ですが、実習でつくった橘皮茶と金柑生姜茶。
完成してお茶にして飲むのが楽しみです。
2日目は根に関するお話でした。
こちらはまた書きますね。
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